かみ合せと全身健康

 

下顎は全身のバランサーの役割をしています。
上下の歯のかみ合わせが悪いと下顎の位置がずれ、心身の不調の原因となることがあります。
かみ合わせの微妙なバランスを調整することで、その人が持っている自然治癒力が働き、
さらに良いバランスになり、心身ともにより健康的になろうとするような力が働きます。
かみ合わせの治療をしているとそのように人間はできていることを実感します。
かみ合わせの調整を繰り返すことでを全身のバランスが良くなり、
心身ともに健康を回復された代表的な例をご紹介致します。

 

昭和46年生まれ  女性
かみ合わせを見てほしい。右の歯の奥が痛い。2011.6月に来院された患者さんです。
全身の健康状態は、体力がない、何もする気がしない、安眠できない、頭がぼーっとする。
顔の歪み、肌荒れ、首の凝り、ネコ背、肩こり、腰痛などたくさんの不調を抱えておられました。
かみ合わせを矯正する装置を作り1ヶ月~2ヶ月に1回のかみ合わせの調整をした結果、
どんどん全身状態の不定愁訴はなくなり9月には安眠できないと、腰痛だけになりました。3ヶ月~6ヶ月に1回の口腔内のかみ合わせを継続していますが、全身の姿勢も大変良くなり現在は不定愁訴はほとんどなくなりました。

 

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2011.6月 初診の時、2012.7月、2014.10月の横向きの写真です

 

昭和19年生まれ  女性
右下奥歯2本と左上1本の奥歯が欠損し、右上の前歯にブリッジが被せてあって
かみ合わせもアンバランスな口腔内の方でした。
はじめは精神的にも消極的で気がめいるということがあり、
身体の症状もネコ背、腰痛がひどい、足のしびれ、膝の痛み、股関節の痛みもひどいとの訴えがありました。
右上は前歯から奥歯までの7本連結のブリッジ(被せもの)と
左上は小臼歯部から奥歯までの4本の延長ブリッジ(被せもの)、
右下大臼歯部に部分入れ歯を入れて噛み合わせを整えました。
現在も3ヶ月に1度かみ合わせの調整によって身体のバランスのチェックにいらっしゃいます。
まだ身体の回転と側方のバランスがもう少しというところですが、前後方向はびくともしなくなりました。
現在は全身症状も消え、顔色が良くなった。笑顔が増えて明るくなった、姿勢が良くなった、
おしゃれをするようになったとニコニコして言って下さいます。

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初診時2011.9  中 2013.7  後 2014.2

 

昭和6年生まれ 男性
上顎は右上も左上も小臼歯1本と大臼歯1本、計4本の歯が残っているだけで、
下顎は前歯と左右小臼歯が1本だけで、左右の奥歯3本づつ欠損していた方です。
下顎は残っていた小臼歯と前歯8本に被せものをして、両側の奥歯に金属の義歯を作りました。
上顎は右上は2本でブリッジで被せものをし、左上は連結冠で被せ、歯のないところは金属の部分入れ歯を作ってかみ合わせを整えました。

2012.11月

メインテナンスとして、はじめは1ヶ月に1回くらいのかみ合わせの調整と、口腔内のクリーニングをしましたが、
現在は2ヶ月に1回程度のメインテナンスを継続しております。

2013.7月

はじめはネコ背を気にされているようでした。また治療時しっかり立って下さいとお願いしてもよろよろしていたのですが、現在では身体も安定し、ネコ背もほとんど目立たなくなりました。

2015.10月

昭和9年生まれ  女性
2013.12月 総入れ歯を作ってほしいとの希望で来院されました。 総入れ歯を作り使っていたのですが、下顎の入歯をなくしてしまい1ヶ月経つとのことでした。 初診時は身体が大分曲がっていたので、なるべく真っすぐになるような入歯を作製しました。

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2013.12初診時

2014.2月 入歯が完成しましたが、はじめは入歯と身体がなじんでないので、 噛むと痛いところがでてきて2回調整しました。 また下の入歯も不安定なところを3回調整しましたが、それ以後はたくわんも食べられると喜んでいただきました。

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2014.2総入れ歯完成時

身体のバランンスを整えるための調整を9月まで月1回、それ以降は2〜3ヶ月に1回行っています。現在は入歯も調子もよく、身体のバランスもよくなっています。

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2015.11( 現在の全身の写真)